食の安全・安心への取り組み
自分の牧場で生まれた牛を出荷まで、
自分の牧場で育て上げること。それは“畜産の原点”
安全・安心で高品質な黒毛和牛を、安定して皆さまへお届けするためにできること。
たどりついた答えが、「敷島生まれ、敷島育ち」でした。
牛たちへストレスをあたえず、のびのびと育てるためには、環境の変化を抑えることが重要です。飼育方法や飼料品質、牛舎施設はもちろんのこと、水や空気、土壌に至るまで徹底して変化を抑えるためにできることを考えた結果、“生まれた地で出荷までしっかりと育て上げる”という牛飼いの原点にたどりつきました。
敷島ファームで生まれた子牛を、敷島ファームで育て上げていく「敷島生まれ、敷島育ち」により、生まれてから出荷まではもとより、生まれる前からのあらゆる情報が、正確かつ詳細に記録・管理され、一頭一頭最適な育て方をするために活用されます。これらの情報は出荷後も大切に保管されますので、そのまま安全・安心のための製品証明になります。
食の安定供給への体制
安定した出荷をするために敷島ファームでは、「敷島生まれ、敷島育ち」の取り組みを生かし、より生産性が高く、より強く元気な子牛を産む“母牛づくり”に力をいれております。 自社牧場で生まれた健康的なメス子牛の中から、蓄積された膨大な情報と先進技術「ゲノミック評価」をもとに、次世代の母牛として期待が大きい子牛を効率的に選抜し、育て上げ、母牛群の改良を進めております。
“母牛づくり”は肥育素牛の安定供給につながります。敷島ファームでは、先進技術を活用した牛群改良と、生まれてから出荷・販売されるまで一貫して自社牧場で育て上げる「敷島生まれ、敷島育ち=完全生育一貫生産体制」により、市場の動向に左右されることなく、安定して供給できる体制を実現しております。 敷島ファームは牛づくりに真剣に向き合い、おしみない努力とまごころ込めて、安全・安心・高品質で美味しい黒毛和牛を、安定して皆さまのもとへお届けいたします。
生育完全一貫生産体制
敷島ファームでは、子牛・肥育・次世代母牛のすべてを自社生産牛のみから育て上げる生育完全一貫生産体制 により、市場に左右されない安定性と、外部からの疾病流入を徹底的に防ぐ安全性を実現しております。
生育完全一貫生産体制は、JGAP等の認証やシステム化、IoT活用における優位性はもとより、研究機関との共同研究・検証のためのフィールドとしても評価されております。
安全・安心な食材は信頼できる生産者から。
敷島ファームでは2019年に「農場HACCP」「JGAP」の認証を取得いたしました。東京オリンピック・パラリンピックの選手村にて提供される食材基準に「JGAP」が採用されたことにより、国内でも食の安全・安心に関する認証への関心が、生産者・消費者ともに高くなっております。
食の安全や環境保全に積極的に取り組む基準、「農場HACCP」「JGAP」の認証は、消費者やバイヤーの皆さまにとって、安心してご購入やお取引ができる生産者かどうかの重要なポイントになっております。敷島ファームは「農場HACCP」「JGAP」を通して、皆さまへ確かな安心と美味しさをお届けいたします。
■ 農場HACCP (Hazard Analysis Critical Control Point)
農場HACCPは危害要因分析(HA)必須管理点(CCP)の考え方を農場に取り入れ、病気や汚染、異物混入などの危害要因を防止する為の管理ポイントを設定し、継続的に監視・記録をおこなうことにより、農畜産物の安全性の確保と生産性の向上を図る手法です。
■ JGAP(Japan Good Agricultural Practice)
GAPは工程管理に基づく品質保証の考え方を生産現場に導入し、想定される食品事故などの問題を発生させないように未然に防ぐための手法です。生産物の安全性保証や環境保全のために世界的に導入が進められており、JGAPは日本版のGAP認証です。