黒毛和牛の新たな魅力「ピリカルージュ」直売開始。
自社ブランド牛 投稿日：2022年04月27日
敷島ファームがお届けする、黒毛和牛の経産肥育牛ブランド「ピリカルージュ」が、この度北海道白老町にオープンした直営店「おいしい肉屋さん白老店」で一般販売が開始されました。
ピリカはアイヌ語で『美しい』『きれい』『豊か』
ルージュはフランス語で『赤』
『ピリカルージュ』は敷島ファーム白老牧場がお届けする黒毛和牛の“経産肥育牛”ブランドで、その名にふさわしい美しい赤身が魅力的なお肉になっております。
子牛を生んだ経験のある母牛は“経産牛”と呼ばれ、その“経産牛”を一定期間肥育することにより“経産肥育牛”となります。
一般的な牧場では子牛を生むことができる生後120～150か月齢（10産前後）くらいまで大切に飼育されます。特に優れた血統や子牛を良く生む母牛は180か月齢以上飼育されることもあります。
そして、多くの子牛を生み高齢になったことなどにより、子牛を産ませづらくなった母牛を一定期間肥育し“経産肥育牛”として出荷いたします。
放牧や良質な牧草により健康的に飼育されることにより、お肉は硬く締まり、肉色が濃くなっていきます。そのため、若い時期から肥育された牛と長期間母牛として飼育され、多産高齢になってから肥育された牛とでは肉質に差が出ます。
牛には個体差がありますので、母牛が“経産肥育牛”となる時期も様々となり、結果として肉質や出荷頭数の不安定さにつながります。
きめ細かな“サシ”や“薄く鮮やかな色”を至上とする黒毛和牛において、サシが少なく、濃い赤身で、肉質が安定しない“経産肥育牛”の評価は厳しいものとなっておりました。
このように見た目や、肉質・出荷頭数の不安定さにより評価が厳しい“経産肥育牛”ですが、しっかりと仕上げることにより“お肉本来の美味しさ”を味わうことができる力を秘めています。
お肉の美味しさは脂肪の風味に大きく影響を受けます。黒毛和牛が美味しいのは風味豊かな脂肪が“サシ”としてお肉にきめ細かく入ることにありますので、一般的な黒毛和牛は脂肪の美味しさを味わうといっても過言ではありません。
その点“経産肥育牛”は黒毛和牛の風味豊かな脂肪に引き出された、お肉本来の美味しさを味わうことができます。美味しいお肉を存分に堪能したい！という方にとって、黒毛和牛の“経産肥育牛”は理想の一品となりうる力を秘めております。
敷島ファームでは“経産肥育牛の秘めた力”を最大限に引き出し、高品質なお肉を安定してお届けする為、様々な飼育方法や飼料の研究、先進技術の導入や牛群改良など試行錯誤を繰り返すことにより、美味しく美しい赤身が特徴の『ピリカルージュ』へとたどり着きました。
母牛としての期間、夏は広大な北海道白老町や厚真町の自社放牧地でのびのびと放牧、冬は北海道産牧草により健康的に育てております。（グラスフェッド飼育）
健康的に育てられた母牛を、北海道産の6産以下の若い母牛に限定して丹精込めて育て上げることにより、肉質や出荷頭数を安定させながら、今までの経産肥育牛とは全く異なる、高品質で美しく鮮やかな赤身に美味しさをやさしく包み込んだ“特別な経産肥育牛”『ピリカルージュ』に仕上げました。
高たんぱく・低脂肪・美味しく美しい赤身が自慢の『ピリカルージュ』
お肉本来の美味しさと圧倒的な満足感をお届けいたします。
公式オンラインショップからもお買い求めいただけます。
