敷島ファームが担うSDGsⅡ ~農福連携と障がい者・高齢者雇用への思い~
基本的な取組み 投稿日:2022年12月20日敷島ファームは、令和3年9月に独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構より、障がい者雇用の優良事業者として(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞を受賞しました。
また、栃木県大田原労政事務所より取材をうけ、「とちぎ働きやすい企業」の障がい者雇用に積極的な企業としても紹介されました。
「敷島ファームで働きたい」という希望があり、しっかりと努力ができる方であれば、ハンディキャップのある方や高齢の方であっても採用していますが、特別な雇用枠を設定したり、特別な業務を用意などはおこなっていません。
敷島ファームでは、ハンディキャップのある方や高齢者を特別扱いするのではなく、真面目にしっかりと取り組み、努力をすることができる方に、出来る範囲で普通に仕事をしてもらうということが重要と考えています。また、手職や経験を持つ方には能力を発揮できる機会の創出を心掛けています。
例えば、木工作業に従事する聴覚障害を持つ従業員がおります。木工家具職人としての経験を活かし、牧柵整備や営繕、直営店舗の什器製作など木工作業全般を担当していますが、営繕などで発生した端材・廃材を廃棄せずに手づくり木工品としてリサイクルすることもおこなっています。
自分が製作したリサイクル木工品が店頭にならび、売れていく様子をみて嬉しそうにしている姿は、SDGsにおける”働きがい”にもつながっていきます。
〇リサイクル木工品は温室効果ガス(炭素)排出削減にも~木材は大気中の炭素が固定化された状態といわれます。その木材を廃棄=焼却すると炭素が大気に放出(還元)されることになります。廃棄せずにリサイクル木工品として長く利用されることにより、炭素が固定化された状態が続きます。敷島ファームではあらゆる視点から脱炭素・SDGsを推進していきます。
また、敷島ファームでは「農福連携(ノウフクレンケイ)」にも取り組んでいます。「農福連携」とは農業と福祉の連携になります。障がい者や高齢者が農作業の場で活躍することにより、達成感・自信・生きがいを持ち、社会からの孤立や貧困を防ぎ、健康的に働き生活していく機会を創出する取り組みになります。
敷島ファームでは地域の養護施設やシルバー人材センターと連携し、農作物の収穫作業などに従事いただくなどの取り組みを行っています。
仕事は安全なものばかりではありません。敷島ファームでは、ハンディキャップの有無や老若男女問わず、時間を惜しまずに実習や面談、講習会等を繰り返しおこない、安全に安心して働くことができる職場環境を大切にしています。